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神農さん

弊社のすぐ近くに薬の神様をまつっている少彦名(すくなひこな)神社(通称、神農さん)があります。
この神農さんがある道修町(どしょうまち)は、江戸時代から日本の薬輸入の中継地として重要な役割を果たしたことから、今でもたくさんの製薬関連会社があり、大手製薬メーカーの本社もたくさんあります。
M&Aで一番の人気業種は、調剤薬局です。これは、20年以上前から続いており、今後も5年以上続くように思います。
私も時々、調剤薬局のM&A仲介をしますが、最も成約率が高い業種といえます。
「成約率が高い」とは、買い手がたくさんいるということですが、私も30社以上から調剤薬局を買いたいと聞いています。
以前、売り手の群馬県の会社と買い手の東京の会社の間で、同時に24社合併を行ったのも調剤薬局です。(これは日本記録かもしれません)

以前、仲介した調剤薬局は、3店舗で売上が約5億円というまずまずの内容でしたが、うち2店舗は隣接する大病院の立て替え移転に伴い3年半後に閉鎖予定という難しい条件が付いていました。その大病院の移転後も近隣に調剤薬局を出店できればいいのですが、移転後は、院内処方になるとのことでした。結局、売却希望金額に届きませんでしたが、10社に買収希望金額を出していただき、一番高い金額を提示していただいた会社とM&Aが成立しました。
M&Aではありませんが、お客さんのお兄さん(優秀な整形外科医)がオープンした大きな整形外科に隣接する調剤薬局も紹介させていただいたことがあります。
調剤薬局案件を手掛けている時はもちろんですが、そうでないときも神農さんの前を通るときは、時々お祈りをしています。
調剤薬局の上位5社のシェアは12%ほどで、小さな薬局が多いのが現状ですが、地域によっては薬剤師の確保が難しいところもあり、まだまだM&Aが必要な業種だと思います。

調剤薬局業界は、薬価改定で利益率がだんだん薄くなっています。これは、国民の高齢化により、調剤医療費(技術料と薬剤料)が年間7兆円以上になってきているので、国の借金を減らすには仕方ないことです。
元気のある会社には、M&A(買収)にも患者のサービスアップにもがんばってください!とエールを送りたいです。
今年も調剤薬局案件をがんばるぞ~!(*^_^*)


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